フランスの農村や修道院の庭先に並んでいた伝統的な蜂集め籠です。
ツルや木の皮を編み、その上から泥を塗り固めて仕立てられた造形はヨーロッパ各地で長く親しまれた養蜂具。
中世より修道院や教会は養蜂の拠点として、蜂蜜は貴重な甘味料に、蜜蝋は拝礼の蝋燭に供し、暮らしと信仰を支えてきました。
実用のために形づくられた道具でありながら、時を経た佇まいに静かな美が宿り、当時の農村や宗教文化の営みを今に伝えています。
ベル型に木を削ってつくった角のような持ち手がなんとも可愛らしい意匠で古道具坂田の図録やas it isに展示されていたフランスの蜂集め籠と同手のものです。
大きさもあって日本に持ち帰ることが大変困難なことから国内ではほとんど見かけることがなく希少なお品です。
size : h70cm φ48cm
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